CASE STUDY

金子工業株式会社様

全拠点にハンディタイプのアルコール検知器90台を導入 顔認証AIを活用して管理業務のDXと法令対策を実現

 

昭和10年の創業以来、岐阜県全域と愛知県を商圏として、土木・建築工事、総合建築サービスを展開する金子工業株式会社様。2022年10月にアルコール検知AIクラウドシステム・AIZE Breathを導入いただき、活用いただいています。今回は、管理部所属でご自身が副安全管理者でもいらっしゃる今井克也様に、ハンディタイプのアルコール検知器導入から運用までお話を伺いました。

取材:2023.6.14 オンラインにて

 

■創業から88年 地元の発展に尽力し事業展開

金子工業株式会社(岐阜県下呂市)は、土木・建築工事をメインに、不動産事業、土地の造成や舗装、建物の建築リフォームまで幅広い事業を手掛ける総合建築サービス企業です。岐阜県全域と愛知県の6箇所にビジネス拠点を構え、創業から今日まで88年、地元の発展に尽力し、事業を展開してきました。現在の従業員数は130名で、20代から60代まで幅広い年齢層で構成されています。営業車や商業用バン、作業用トラックなど、保有する社用車は100台以上にのぼります。

 

土木・建築工事をメインに幅広い事業を手掛ける金子工業株式会社
建築工事の様子

 

■スマホ連動でクラウド管理、直行直帰にも対応可能なハンディタイプAIZE Breathで課題を解決

今回導入いただいたのは、アルコール検知AIクラウドシステム「AIZE Breath(アイズブレス)」ハンディタイプです。昨年の10月に初回の導入をいただきました。現在では90台のハンディタイプのアルコール検知器を、岐阜市内や名古屋市内の6拠点で活用いただいています。

AIZE Breathハンディタイプは、外出先、営業先、自宅で、場所を選ばずにアルコールチェックが可能です。スマホのアプリを立ち上げ、検知器に息を吹き込むだけの簡単操作。アルコールチェックの対象となる従業員の皆さんに配布されました。

安全運転管理者または副安全管理者のPCには、検査時刻とアルコール数値が表示されます。自動で従業員のアルコールチェック記録がクラウドに送られるので、管理業務を大幅に軽減できます。入力作業や紙の管理は必要なく、管理者はPCを確認するだけです。

従業員の皆さんは、運転前と運転後にアルコールチェックを行っています。

「大型トラックの運転手は数年前から事務所に設置しているアルコール検知器を使用しています。道路交通法改正に伴い、昨年の10月以前に環境整備のために、スタンドアロンのアルコール検知器を30台ほど導入していました。ただし、アルコールチェックができてもその数値については自己申告という仕組みだったため、本当に検査したのかや正しい数値を報告しているのか確認することが難しいという課題が出てきました。そんななかで他の製品を探しているところに営業のお電話をいただき、他社と比較検討の上でAIZE Breath導入に至りました。導入により、自動記録、クラウド管理になったことで、先の課題は解消されましたし、ペーパーレスになり管理業務がはるかに楽になりました。不正防止にもつながっています」(今井さん)

 

営業車や商業用バン、作業用トラックなど、保有する社用車は100台以上にのぼります

 

■機能的でちょうどよい

「他にも何台かのアルコール検知器と比較しましたが、AIZE Breathハンディタイプを導入する決め手となったのは、安くてクラウド管理ができるという点、さらには運転日報機能があるという点です。運転日報の管理はそれまで紙での管理でした。他の検知器は機能が多すぎるところもあったのですが、AIZE Breathは必要な項目を網羅できて機能もちょうどよいというのが導入の後押しになりました」(今井さん)

AIZE Breathハンディタイプにはオプションで運転日報機能も搭載しています。スマホでAIZE Breathのアプリを立ち上げ、「出発地」「本日の行先」「走行距離計」「給油の有無」などの入力が可能です。

 

AIZE Breath管理者画面イメージです。アップデートなどにより実際と異なる場合がございます。

 

■運用までのオペレーション

「顔認証AIシステムということで、最初の登録など大変なイメージがあったのですが、全くそんなことはなく、貸与している従業員のスマホにアプリを入れて、認証のための登録作業に少し時間を費やしたくらいで、スムーズにAI導入をすることができました」(今井さん)

管理画面の活用方法としては、拠点ごとに手分けして、一日2回チェック作業をおこなっています。さらに全体を統括する管理者は6拠点のデータをすべて閲覧することが可能です。

AIZE Breathでアルコールを検知した場合は、管理者宛にアラートのメール通知が送信されるようにもなっています。

 

■AIZE Breath導入後の変化

「アルコール検知器を導入して感じることは、飲酒に対する従業員の意識が変わったということ。前日の飲酒量や飲酒時間への抑止効果があると感じています。地方は車社会で、車通勤の方も多くいます。最初は緑ナンバー、そして次が白ナンバーのアルコール検知器義務化になりましたが、いずれは事業車以外の一般車にもアルコール検知が広がる可能性があるのではないかと思っています」(今井さん)

 

■ゆくゆくは管理部門業務のDXを

「現在、ICカードを使った勤怠管理なので、ゆくゆくはそこも顔認証システムと連携したいですね。事務所のドアも顔認証でロック解除・入退室管理ができるとセキュリティも強化できて管理部門業務のDXはだいぶ進むなと思っています」(今井さん)

 

 

 

 

アルコール検知AIクラウドシステム AIZE Breath 

https://aizebreath.jp/

顔認証ドアロックシステム AIZE Door

https://www.3-ize.jp/aizedoor/